SKV&SIV交流夏合宿in石巻(3日目)
こんにちは3年の志村です!!SKV&SIV交流合宿の3日目の様子をお伝えします! 合宿最終日を迎えた8月9日。メンバーは午前9時、ホテルを出発し、石巻焼きそばの作り方を教えてもらうために、島金商店さんの会社、工場を訪問させていただきました。 そもそも、今回、我々が石巻焼きそばを現地の方々から教わり、作り方を学ぶという講習会を行った理由は10月、11月に実施される専修大学の学園祭「鳳祭」で、石巻焼きそばをSKVとSIVが主体となってそれぞれ出店するからです。したがって、学園祭に来てくれる多くのお客様に石巻焼きそばを美味しく食べてもらい、石巻焼きそばの魅力について、知ってもらいたいという目的があり、伺わせていただきました。
今回は島金商店さんの本社の一部屋をお借りして、「石巻茶色い焼きそばアカデミー」の方々のご協力のもと、講習会を行われました。
1、工場見学 まず、初めに工場内部を窓を通して外から見学しました。ここで石巻焼きそばの特徴についてお話をしていただきました。その特徴として主に挙げていたことは、二度のせいろ蒸しをすることで袋詰めする前から茶色い麺に変色させているということ、そして、石巻近海で取れた魚介類をだしとして使っている、つまり、ソースを全く使用してないことの2点でした。 ここが一般的に作られる焼きそばと大きく違う所です。また、懸命に社員さんの方々が働いていたところも印象的でした。
2、石巻焼きそばの歴史 工場見学が終わった後は、石巻焼きそば、島金商店の歴史の過程について、学びました。私がこの話を聞いた中で最も驚かされたことがありました。それは、日本で初めて焼きそばが作られた場所が、東北地方だったということです。確かに石巻焼きそばの他に横手焼きそば、なみえ焼きそば、男鹿焼きそばなど、東北地方に様々なご当地焼きそばが集まっています。東北で焼きそば文化が根づいた原点もここにあるのだなというふうに思いました。
3、石巻焼きそばの作り方の説明 次に石巻焼きそばの作り方をアカデミーの方々から実践しながら、教えてもらいました。
4、石巻焼きそば作りの実践 作り方を教えてもらった後は、選ばれたメンバー6人(SKV3人、SIV3人)が実践しました。メンバー全員が、焼きそば作りに関しては初心者だったようですが、それを感じさせないような、慣れた手つきで焼きそば焼いていた姿にアカデミーの方々も関心していました。こちらも見ていて非常に頼もしく感じました。
5、石巻焼きそば試食 最後に石巻焼きそばを試食しました。食べた時の個人的な感想ですが、地元の魚介類を使用した「だし」がしっかり麺と絡まっていて、非常にさっぱりとした味となっていました。とても、美味しかったです。また、麺は固すぎず、かといって柔らかすぎでもなかったので、非常に食べやすかったです。
石巻焼きそばアカデミーの方々にお礼を言って出発した後は石巻駅周辺で自由行動となりました。しかし、当日はあいにくの雨だったので、中々、遠くに行けず、近くのお店で雨宿りをしてました。そして、自由行動が終わり、午後2時に石巻駅を出発をし、午後8時10分頃に学校に到着しました。
3日目にお伺いさせていただいた島金商店さんは東日本大震災の影響で工場が壊滅的になり、なにもない状態からたった6年で、会社を建て直し、この石巻焼きそばを全国に広める活動で石巻の復興に今日まで貢献してきたそうです。あの難しい状況の中から短期間で急速的に持ち直すことができたのも、アカデミーの方々の地元への復興の思いが強かったからだとお話を聞いていく中で感じとることができました。今回、SKVやSIVは学園祭での石巻焼きそばの出店という活動を通して、石巻の魅力が多くの人に伝わるように、また、アカデミーの方々の期待にしっかり応えられるようにこれから準備していきたいなと思いました。