非常階段降下訓練
10月9日水曜日の定例会後、非常階段降下訓練が実施されました。
この訓練は、1号館に設置された災害等の非常事態発生時の避難用階段(非常階段)を、SKVメンバーが実際に15階から降下するものです。非常階段は通常時の使用は禁止されており、普段使用することがない非常階段を利用した適正な避難行動の確認を行うことができました。また、階段降下途中階では火災が発生した際の行動や知識に関するクイズを解くポイントも設置され、火災発生時の対応などの知識確認も同時に実施されました。
非常階段は普段使用しないため存在を忘れがちですが、火災時には煙が侵入しにくく、炎も入り込みにくい構造になっているため安全な避難に大変有効なツールです。“もしも”の時には「非常階段」という逃げ方があるということをしっかりと覚えておいてください。また、一定規模以上の建築物には、建築基準法に基づき必ず避難用の階段が設置されています。大学以外の建物でも、避難の際に利用する階段設備の位置などをしっかり確認するようにしてください。
なお、今回の訓練では非常階段は側面の柵が大変簡易的であり、床面も滑りやすいとの声も聞かれたので、実際の避難行動時には転倒、転落に十分留意の上、使用するように心がけましょう。