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石巻春合宿

3月10日から12日まで石巻合宿を実施しました。同じ専修大学の生田キャンパスのボランティア団体であるSIVと合同で行われ、1年生から4年生まで幅広い学年のメンバーが参加しました。


※SKV,SIVメンバーが撮った被災地の写真を載せています。不快に感じる恐れのある方はご遠慮ください。


1日目

初日の3月10日は、福島県の「いわき震災伝承みらい館」へ訪問し、福島のNPOの方々のお話を伺いました。「いわき震災伝承みらい館」では、いわきに焦点を当てながら震災発生から現在に至るまでの過程を学習しました。また、福島のNPOの方々からは主に避難生活や現在の福島についてお話をして頂きました。


【いわき震災伝承みらい館 外観】

【SKVもメッセージを書いてきました】


参加メンバーの感想

・今までは東日本大震災の被害を東北全体で捉えていたが、今日の活動を通じていわきの被害や復興の過程をより深く知ることができた。(1年生)

・福島を実際に訪れ、高速道路に設置されている放射線量のモニタリングポストの表示などを見て、原発事故の影響を実感した。(2年生)


 


2日目

2日目の3月11日は、石巻南浜津波復興記念公園にて行われた「3.11のつどい」の会場設営と灯篭制作のお手伝いをさせていただき、14:46には追悼式典に訪れた方々と共に全員で黙祷を捧げました。夕食後には一人ひとりがその日を振り返り、その後前日を含めた活動で学んだ事や感想、今後のボランティア活動に活かせることを参加メンバー同士で共有しました。


【灯篭制作のボランティア中】

【灯篭点灯後の追悼式典】

参加メンバーの感想

・大学外の本格的なボランティア活動に参加するのは初めてだった。活動中は、他のボランティアの方に指示を分かりやすく簡潔に伝えたり、状況に応じて臨機応変に対応したり、時間の無いなかで効率よく行動するといったことを心がけた。これらは社会に出た際にも求められるスキルだと思うので、今回の活動で経験することができて良かった。(2年生)

・初日のいわきと同様に、石巻も風景が新しくなっている点が印象的だった。それは復興が進んでいる証だと思ったが、逆に言えばそれだけ震災の被害が激しく、直せないほど津波や原発事故の影響が甚大だったという、様々な現実があったのだと思った。

また、3月11日当日に石巻を訪れたことで、この寒さの中で災害が起き、雪が降るなか避難し、その後避難生活をおくることは本当に大変だと感じた。そして、今回はSKV・SIVだけでなく初対面のボランティアの方々も多かったが、「3.11のつどいを成功させたい」という同じ想いがあったため、自然と会話も弾み、楽しく活動することができた。このように、今回の貴重なボランティア活動で、改めてボランティアの良さを感じることができたので良かった。(4年生)

 

3日目

最終日は、石巻観光協会の方にガイドをしていただきながら大川小学校や雄勝町、女川町を訪れました。女川町の女川いのちの石碑には、「逃げない人がいても、無理矢理にでも連れ出してください。」という、当時中学生だった子どもたちの言葉が刻まれています。その後、いしのまき元気市場で昼食の石巻焼きそばをいただき、各自お土産も購入しました。

【大川小学校】

【電柱に表示されている実績浸水深

【石巻焼きそば in いしのまき元気市場】


参加メンバーの感想

・震災遺構や実績浸水深の標示板からは津波被害の生々しい悲惨さを感じ、改めて防災意識が高まった。しかし、その近くで生活している方々にとっては毎日目に入るものであり、そのたびつらい想いをされているのではないかと思った。(2年生)


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